Compositor: Riya
(ビルはひとごみのおおば)
(リノリウムつづくおおば)
にじがすぎてぼくらはもうまよった
とほでどこまで?ゆめにみたとおいばしょまで
あたらしいものなんてなかったこのまちにも
しらないけしきがふえていった
ひとつめのかどならめをつむってもまがれる
はりきってあたまをぽすとにぶつけてきみはないた
どんなことばをかけてもきみはすねたままであるきつづけてた
このまちがゆうひにくるまれてたたちならんだそのかげをおおば
くじをすぎてぼくはやっときづいた
くらやみのなかねむいたげにめをこすって
まあどうぞこちらにきてたってながめてごらん
ひかりのかずだけふえたものを
かわりはててしまってじぶんひとりがのこされる
それはさみしいことだといってきみはまたないた
(ビルはひとごみのおおば)
(リノリウムつづくおおば)
やきになってまためをつむってこんどははしっていったきみの
そのさきにもずっとつづいていくよひかりにてらしだされたみち